いよいよ更に静かな島生活・・・

カナダの島に引っ越してきて、3ヶ月以上が経ちました。

 

9月の島は、毎日雨、雨、雨・・・。

スノーウィーもレインコート、フル活用!

 

もう〜気持ちが沈むってくらい雨の日々でしたが、

10月になって、月の半分以上は晴れております。

 

晴れているだけで、気持ちはうんと明るくなるもので、

人のこころは本当に外的なものに左右されるもんだと、気づかされます。

 

 

 

10月は、日本の11月くらいの寒さ。

雨以外では、比較的穏やかな気候です。

晴れると紅葉がとっても綺麗です。

 

この先春までは、ほぼ毎日雨の季節になります。

10月の秋晴れの日は、太陽の光に当たらなきゃ損な気持ちになります。

 

秋になると、島の人々の多くは、

太陽の光を求めメキシコなどに移動してしまいます。

移動したら数ヶ月帰ってきません。

 

もともと少ない島の人口が、もっと少なくなり。。。

 

村の唯一のお店の古道具屋さんも、

昨日を最後に、約6ヶ月お休み中になりました。

なので、この村には、スーパーが一軒あるのみとなりました!

 

毎日、行くところは、スーパーだけ。

スーパーの大きさも、10分以内で回れる大きさ。

 

お話する人もいないし、

行くところもないし、

毎日編み物をしたり、手芸をしたり、ご飯を作ったり、

それだけの生活であります。

at 07:35, shakti-mandir, 13. 島の生活(カナダ)

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生きているとい手応え(その2)

だいたいからして、人はうるさい生き物である。

 

時々島を歩いていると、ふと、何の音もしていないことに気が付きます。

 

風が吹いたら木の葉が揺れたり、

鳥が不規則に鳴いたりしても、

 

その音たちの合間は、何の音も存在しなくて、

し〜〜ん、としている。

 

人は頭の中もうるさいし、話し出したらさらにうるさい。

 

散歩しててうるさいな〜って思う時は、

大抵自分が喋ってる声がうるさい。

 

1週間ひとり留守番だったので、

ほとんど話さない生活をしていると、

こんなに快適なことはない、と思う。

 

坂道を上りながら、

どうして、生きているという手応えが、

今まで以上にあるんだろう・・・

と考えてみた。

 

それはきっと、

あまり沢山お金がないからだと、思いました。

 

あるだけのお金でなんとかやっていって、

いつかそれもなくなったら、

 

マジでキャンピングカーで暮らすことになるかも・・・

という会話を、たまにしたりするのです。

 

日々、生きてく。

その行為しかしていない。

 

「工面する」というのは、手応えのあることである。

 

それは、どうにかかき集めてくるみたいな行為じゃなくって、

今あるもので、どうにかするっていうことみたい。

 

質素であり、簡素であり、謙虚なことだと思うのです。

それが、命とか、自然に、近い感じがするのです。

 

一生懸命がんばって働いて、時間に追われ、

好きじゃない仕事して、充分なお給料をもらって、

 

不自由はないけれど、

工面しなくて良いけれど、

生きた心地がせず、

自分というものが、

かき消されてしまうようなのとは、

 

・・・ずいぶん違うことのようなのです。

 

 

at 12:04, shakti-mandir, 13. 島の生活(カナダ)

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half full または half empty?

昨日はお天気が良かったので、ビーチに行きました。

ビーチに行くと、

昼間からギターとかウクレレ弾いてブラブラしてる大人たち。

そんな、ブラブラしてて、良いのか!

と、自分もブラブラしている人だった(苦笑)。

 

ビーチに心地良い音楽がぽろぽろ聞こえてきます。

 

そろそろ夏も終わりに近づいている・・・。

 

ところで、

私の住んでいる家の隣には、築120年のお城のような家があります。

120年前にこの島で初めて暮らし始めた人たちのひとりが、

その家に住んでいたそうで、

島にある小さなミュージアムにも、その家の写真が載っています。

 

その家は数年前までボロボロでした。

が、2年ほど前に、その家に引っ越してきた夫婦がいて、

自分たちでその家をリフォームしています。

 

2年経ってもリフォーム終わっていなくて、

あと1年かかるとか、もっとかかるとか。

 

きっと雨漏れもしていたようだから、大変だろうな。

 

そこの家のご婦人が、もう60代くらいだと思うのですが、

毎朝3匹の犬の散歩している。

 

昨日の朝も会ってお喋りした。

 

そりゃ、家自体がミュージアムみたいですねって話をしていたのだけど、

 

その家に持ってきたという家財道具がまた、すごいのです。

 

彼女のお母さんの時代から使っているピアノ、ストーブなど、

もう使えない家具、家具というよりアンティークの品々を、

はるばる遠くから運んだというのですね。

 

1930年代から1950年代のものだと、言っていました。

 

家族のアイデンティティだから、捨てられないと言っていました。

 

そして、

その家には広い広い、気が遠くなるような庭がある。

 

家のリフォームして、

犬3匹、猫2匹、

水槽のカエル2匹(も飼っているらしい)、の世話をして、

庭の手入れをして、

アンティーク家具を大事にして、

 

人間って、「やることを作る」のが、好きなのかな〜。

 

私は家財道具全部手放して来たし、

何か、真逆だなと思いました。

 

私が今過ごしてるのは、畳2畳〜3畳くらいの部屋で、

とにかく、物を集めたくない。

 

近所の古道具屋で買い物しても、

お皿3枚1ドル(100円以下)とかでも、

かわいいお皿でも、買わない。

 

日本にいるときは、お花を植えたりもしていたけど、

それも、やらない。

 

散歩に行ったら雑草が沢山生えていて、

それ見ていれば良いと思ってしまう。

 

たまに思うのは、

お味噌汁飲むお椀やご飯入れる茶碗があると良いかも〜と・・・

 

でも、今のところ、お味噌汁はマグカップ。

お米は平たいお皿で、全然問題ない。

 

お箸も、ない。

お箸は、菜箸で食べたりしている。

なんじゃそれ!というくらい、味気ないけど・・・。

とにかく、荷物を増やしたくないのです。

 

人は、色々だなって思いました。

 

ところで、

英語にこんな表現があります。

 

half full  

v.s.

half empty 

 

half full は、「まだ半分ある」という意味。

half empty は、「半分なくなった」と言う意味。

 

同じ量の水がコップに入っていても、

まだ半分ある、って思う人と、

もう半分なくなってしまった、って思う人といる。

 

自分は、どちらだと思いますか?

 

私は往々にして、

「半分なくなった」と考える方。

 

洗濯洗剤でも、半分なくなったら予備を買うタイプ。

 

「え、まだ半分もあるやん?」

と言われたら、

「え、もう半分しかないやん」

と答えるわ。

 

だから、結構これでも、慎重なのだ。

何においても、半分以下にならない状態に保ちたいので、

仕事も、お金も、

先回り、先回りして、「足りない!」ということがないようにしてきた。

結果、時間が足りなくなった!

 

これって、

ミヒャエル・エンデの童話「モモ」における、時間泥棒みたいな話。

 

人って、そう簡単には変われないから、

 

「まだ半分もある」(half full) という感覚で生きようとしても、

そういう性格じゃないから、できないのね。

 

「まだ半分もある」って感覚で生きてる人、すごいと思います。

焦りを知らないというか。

焦らなくっても、まわっていくし、ストレスも、少ないように見受けられる。

そういう人っていいな〜と思うけど、

一緒にいると、こちらが不安になってきて、イラっときてしまう。

 

やっぱり、人は色々。

 

自分はなかなか、変えられないから、やっぱこのままで良いな、と思う。

 

 

【追記】

スノーウィーは、不安症。飼い主に似たのかな。

でもビーチでくつろいでいる。飼い主がそばにいたら、大丈夫。

 

at 05:00, shakti-mandir, 13. 島の生活(カナダ)

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リンゴ

カナダのTexada島に引っ越してきて、1ヶ月以上が経ちました。

 

8月も後半になってくると、

朝晩は日本の10月くらいの気温しかなくて寒いです。

日中はお天気が良いとまだ暑いけど。

 

この1週間、家でひとりで留守番をしています。

ダン先生(同居人-というか、彼の家に私が居候・・・)が出張に行っていて、

私は島でお留守番。

 

毎日ほとんど誰にも会わないで、ほとんど誰とも話さない。

これがとても快適なのです。

 

秋に近づいてくると、島にはあちこちに野生のリンゴが実り、

朝の散歩でリンゴを採っているおじさんとかに遭遇します。

 

野生のリンゴ、ほとんどの木に幼虫がいて、

幼虫とリンゴを分け合うみたいな感じで、

人は幼虫のいないリンゴで、甘そうなのを採ります。

 

形はとても歪(いびつ)。

 

野生のリンゴの種類も色々あって、

小さいリンゴ、大きいの、

甘いの(といっても自然のリンゴはすっぱい)、

めちゃくちゃすっぱい(レモン並み)のなどがあります。

 

● 台所のリンゴコレクション(一部洋梨)●

 

先日家にいたら、近所のおじさんがやってきました。

 

「前の家に住んでいるジムです」

 

前の家?

前の家って、若いカップルと猫と赤ちゃんのいる家で、

おじさんなんて、住んでたっけ?

 

「毎年この家の庭のリンゴを採らせてもらっていて、

今年もバケツ一杯くらい、採りに来ても良いなか?

料理に使うんだけど」

 

ジムさんは、持ってきたボロボロのバケツを指さして言いました。

 

あ〜、この人は、

前の家の庭にトレーラー(キャンピングカー)を置かせてもらって、

そこに住んでいる人なのかもしれない!

 

と、前の家の脇にある古いトレーラーを思い出しました。

 

「もちろん、いくつでも持っていってください。

私は背が低くて採れないし・・・。

というか、ここのリンゴ食べれるの?

幼虫がすごくいっぱい巣を作っているけど・・・」

 

「幼虫は食べないようにしたら大丈夫!」

 

笑!そう、これが究極のオーガニック商品。

 

そう言って、ジムさんがいくつかリンゴを採りました。

 

● そのリンゴがこれ ●

スライスしてもらって食べたら、ちょっと酸っぱいけど、美味しかった。

庭に毎日鹿が来て、木から落ちたリンゴを食べてるけど、なるほど、美味しいもんね。

 

それにしても、

この島には色んな生き方してる人がいて、

 

島では家の鍵もかけなくても安全で、

貧乏な人も多いけど、

なにせこの村には100人足らずの人しか住んでいないので、

みんな顔見知りになって、

昔の日本みたいに、安心して暮らせるところ。

お店も何もないんだけど・・・。

 

同じ日、朝の散歩では、

別のおじさんが木をかき分けて別のリンゴを採っていました。

毎朝スムージーにして食べると言っていたそのおじさん、

というか、おじいさん。

いつもポケットに犬用ビスケットを入れていて、

犬にビスケットをあげるのが日課みたいな人。

 

私にも一個採ってくれました。

 

● 小ぶりだけど美味しいらしい ●

これはまだ食べていません。あとでのお楽しみ。

 

実は先週私もリンゴを採ったんだよね。

赤かったし、かわいかったし、美味しそうだったから。

でも、これらはめちゃくちゃすっぱくて、絶対食べられない感じ!

 

● 見た目に騙された ●

 

この村の唯一のスーパーでも、リンゴは売っています。ほとんどがアメリカ産。

 

● スーパーのリンゴ ●

お店で売っているリンゴは本当に甘いんですね!

 

ところで、家の玄関前には、野生の洋梨の木があって、

こちらも幼虫だらけなんですけど、

この洋梨がとてもおいしくって、甘くって、お気に入りです。

 

● 家の洋梨 ●

やっぱり形は歪で、かなり小ぶり。

果物は食べごろになると勝手に落ちてきます。

 

ただ、リンゴは、あまり赤くなりすぎると、えぐくなるらしく、

いつ収穫するかが、結構鍵になるみたい。

 

夏も終わりに近づいてきて、

夏の果物を沢山食べておかないと!と、スーパーでブルーベリーも買ってきましたが、

大量でもたった300円〜400円くらいの値段で買えます。

 

 

島では散歩くらいしかすることないけど、

リンゴでこんなに楽しめるなんて、素晴らしい夏の終わりだな。

 

at 03:51, shakti-mandir, 13. 島の生活(カナダ)

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息子が来た

8月は色々忙しい月でした。

 

といっても、日本にいた時の忙しさに比べたら!

笑っちゃうほど、忙しくないんだけど。

 

何が忙しいって、

毎日あまりにも素敵な天気だから、

海に行ってボートに乗ってアザラシ見て、

あとはご飯作ったりするだけなんですけど・・・。

 

つまり遊んでいただけなんだけど・・・。

 

しかしそれに加え、

8月は息子19歳がカナダに引っ越してきたので、

久しぶりにバンクーバーまで迎えに行って、

バンクーバーで4日過ごしました。

 

それにしても、バンクーバーはすごいね。

以前(20年前!)暮らしていたノースバンクーバーも含めて、

人口が増えまくって、家の価格も物価も上がりまくり、

交通渋滞は半端じゃないし、人の数も多いの。

 

たまに行くと楽しいけど、

いつ行っても、あそこで生活している人たちは、

どうやって稼いでいるんだろうと、思わないわけにはいきません。

 

家は1億から2億円するし、

知り合いの固定資産税なんて、8000ドルって(75万円くらい?)だって。

 

物価も高いけど、普通の仕事してたらそんなに沢山お給料もらえないから、

どうやってやっていっているんだろうな。

 

私が暮らしていた20年前は、

ノースバンクーバーの家は3000万円くらいで買えたような気がします。

あの時家を買っておけば!

今頃売り飛ばして大金持ちになれていたのにな〜

って、

あの頃3000万円の家なんて買えるお金なかったから、そもそも無理。

 

 

息子はこの9月からノースバンクーバーの大学に9ヶ月行く予定で、

ノースバンクーバーに彼の父親が住んでいるので(私の元夫)、

そこへ引っ越してきたのです。

 

私はバンクーバーでは買い物しまくりました。

島にお店がないから、たまにお店があるところにくると、買っちゃうな。

 

梅干しとか、味噌とか、蕎麦も、買えました。

 

そして、息子は1週間島に遊びに来てくれました。

 

島では毎日、散歩して、海行って、湖行って、ご飯食べて、映画観て、終わり。

彼も人混みが嫌い、都会が嫌いみたいなので、良かったんちゃうかな。

 

それにしても、ボートは私も息子も、下手。

カナダ人はすごいね、生まれつきボート漕ぎができる才能持って生まれてきてるんちゃうか!

というくらい、みんなボートとかカヌーとか普通に乗って上手。

 

日本の人たちは、便利で綺麗な環境にいるから、

私も含めて、サバイバル力に欠けます。

 

カナダはワイルド。

でも、私はワイルドになれない。たぶん、ワイルドになったら、死ぬかも、マジで。

スノーウィー(犬)も、無理。

無理なことはやらない。

カナダにいる日本人と日本生まれのトイプードルのままで良いのです。

 

 

 

 

at 04:25, shakti-mandir, 13. 島の生活(カナダ)

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生きているという手応え

日本に帰国するたびに、

すぐに、細かいことが気になる。

 

家にいて、掃除ばかりしてしまったり。

案外、綺麗じゃないと気が済まなくて、

結構自分の家の掃除をしていた。

 

そればっかり考えるようになることを、

英語では、

obsession という。

 

日本語では、強迫観念かな。

 

部屋の掃除ばかりでなくって、

何かと細かいことが気になってしまう。

 

日本人は綺麗好きだし、

国自体が小さいし、

家もなにもかも小さいので、

「細かいことを気にすることができる」

のかもしれない。

 

カナダやアメリカはなにもかもが、デカい。

ただっぴろい。

細かいこと気にしていると、先に進めない。

 

何もかもが、日本の「綺麗」のスタンダードより、

よっぽど低いのですが、

 

少しぐらい汚れていても、

外を裸足で歩いても、

誰も気にしない。

 

のみならず、

自然の中で、

多少汚れながら、

 

あまり心配することもせず、

 

来年のことはわからないけど、

 

今日できることをするって日々の方が、

 

細かいことを心配し、

あくせく、

将来の人生計画を立てているよりも、

 

よっぽど、生きた心地がする。

生きているという手応えがある。

 

 

中古のトレーラー(キャンピングカー)を買おうかな、と思っている。

走らなくて良いなら安く買えるのです。

 

人の家の庭に置かせてもらって、

水道と電気を引いてもらって、

インターネットも繋げてもらい、

 

するとトレーラーの中で料理もシャワーもトイレもできちゃう。

 

毎日、

朝起きて、朝ご飯。

自然の中で深呼吸し、

昼ご飯。

 

食べてけるだけの収入があれば良い。

 

島では、お金を使うところがない。

 

あ、

ちなみに、島にひとつしかなったガソリンスタンドが、

7月末で閉鎖することになりました。

 

車にも、なるべく乗らないようになる。

 

歩いてどこにでも行けるから大丈夫。

 

夕方5時には夕ご飯。

 

なぜ、私たちは生きているのか?

 

命は目的を持たない、特別な行先もない、エネルギーだ。

 

何も達成する必要もなく、

食事をし、

愛する人々に囲まれ、

よく眠り・・・

 

そうあることが、命のそのままの姿なのかな〜

と、静かな島では感じるのです。

 

 

 

at 05:53, shakti-mandir, 13. 島の生活(カナダ)

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