自分らしい生き方 - カール・ロジャーの教え

臨床心理学師のカール・ロジャーが、

「自分らしい生き方」について、提案している。

 

<自分らしい生き方>

1. 偽りの仮面を脱いで、もっとあるがままの自分になっていく

2. 「こうするべき」とか「こうあるべき」といった「べき」から自由になっていく

3. ひたすら、他の人の期待を満たし続けていくのをやめる

4. 他の人を喜ばせるために、自分を型にはめるのをやめる

 

そして、

 

1. 自分で自分の進む方向を決めるようになっていく

2. 結果ではなく、プロセスそのものを生きるようになる

3. 変化に伴う複雑さを生きるようになっていく

4. 自分自身の経験に導かれ、自分が今、何を感じてるかに気づくようになっていく

5. 自分のことをもっと信頼するようになっていく

6. 他の人をもっと受け入れるようになっていく

 

                             「自分が自分になるということ」by 諸富祥彦

 

 

 

ヨガの練習をしながら、

この、カール・ロジャーズの言葉に、立ち戻ることがあります。

 

 

色々なことを学ぶことは、大事かもしれない。

それは自分に色々、「くっつけていく」ような行為。

 

子どもの頃のことを、思い出してみると、

 

子どもの頃は、自分には、あまり「くっついている」ものがなかった。

 

つまり、今よりもっと「素の自分」だった。

 

どんな遊びが好きだったか?

どんな傾向の子どもだったのか?

 

真っ新な、

まだ汚れていない、白いTシャツみたいだ、子どもって。

 

でも、そこに、

大人や社会からたくさん教えてもらうことがあって、

 

白いところに、

色々、くっつけながら、育ってきたはず。

 

親に教えられたことも、

先生に教えられたことも、

社会に教えられたこともあったはず。

 

 

ヨガの世界でも、

「伝統」とか「哲学」とか、

お勉強をし続ける。

 

「伝統」などと言っても、

必ずそれは、

その伝統を注釈した人のバイアスも入っている。

(その人の解釈の仕方が影響している)。

 

 

そして、私たちの真っ白いTシャツは、

雪だるまのように、膨れ上がる。

 

 

私のヨガの先生は、

「学んだことは、すべて巻き戻してしまいなさい」

と、もう本当にヨガを始めた当初から、

冗談みたいに言っていたけど。

 

 

私たちがしなきゃいけない作業は、

雪だるまを、もっと大きくすることではない。

 

色々、これまでの人生の中で、

くっついてきてしまった不要なものを、

脱ぎ捨てること。

 

どんどん、

そのヴェールを脱いでいくこと。

 

すると、本来の自分に戻っていく。

 

そう、

何か別の自分に「変容」など、する必要ない。

 

私たちは、

本来の自分に戻る旅路を生きている。

還元すること。

 

「自分が自分になる」。

「自分が自分らしく、なる」。

そうすれば、「他者受容」も、自然にできるようになる。

そしてもっと、「楽ちん」になる。

 

at 15:19, shakti-mandir, 8: 引用 / Quotation

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陰ヨガ通訳 10日間 with Joe Barnett

9月後半から10月8日まで、

Joe Barnett先生の陰ヨガの通訳をしていました。

 

一緒にお仕事をさせて頂くのは今年で3年目になります。

 

今年は、

福岡での夜のワークショップから始まり、

5日間の基礎コース。

その後、名古屋へ移動し、

4日間のアドバンスコース。

 

私自身、陰ヨガを指導を始めて7〜8年になりますが、

陰ヨガも誰に教わるかによって、様々。

 

私はJoe先生から学んだことが一番大きく自分の指導に影響しているので、

Joe先生は仕事仲間であり、私の陰ヨガの先生でもあると、思っています。

 

 

 

陰ヨガによって、謙虚になることができる。

 

そして、

「自分が本当はどうありたいのか」

を、気付かされる。

 

ポーズの中で、

生徒が自分でターゲットエリアを探る作業は、

 

ともすれば、

「生徒に任せっきりで、先生が指導していない!」

と、批判を受けてしまうところでもあるのですが、

 

(陽のヨガや、アラインメントのを指導している先生の視点から見るとね・・・)。

 

でもね、

自分で今、

自分の体が、どう感じているのかということを、

気にしてあげることって、

日常生活の中で、どれだけありますか?

 

そして、

陽(筋肉を使って動くタイプ)のヨガをやっていても、

動きの中で、

どんな感覚がしているかって、

どれだけ、自分と対話をしているだろう?

 

先生に言われた通りに、やっていたら間違いないとか、

 

積極的に動くことばかりに意識を持っていかれながら、

 

途方に暮れるような、練習をしていないだろうか?

 

ポーズの達成率だけをゴールにし、

暴力的に、体に働きかけていないだろうか?

 

日常生活でも同じように、

マニュアル通りに生きていて、

言われた通りにやっていて、

自分が本当はどうしたいのか、

ちっとも、自分自身と、親密になれていないのではなかろうか?

 

陰ヨガは、もちろん、

粗大な物、

肉体を通して、

今自分が、どこに刺激を感じているか、ということを、

体と対話しながら、さぐっていく。

 

それは、粗大なところから始まるのだけど。

その、粗大なところを探る作業が、

 

時間が経つと共に、

 

もっと、繊細な、

感情や、欲望、生き方を探る作業へと、

導いていってくれる。

 

陰ヨガは、

「ゆだねる」練習法だ。

 

「ゆだねる」なんて、

それは、主導権を放棄するような行為。

 

私たちは、

主導権を放棄することが、

こんなにも、勇気がいることだったなんて、

「ゆだねる」練習をしてみないと、知ることができない。

 

そして、

おもしろいことに、

 

ゆだねることで、

もっともっと、主体的に生きることが、可能になる。

 

それは、

本当におもしろい、パラドックなのだけれど。

 

手放してみると、

わかることが、たくさんあるのです。

 

自分がどう、生きたいのか。

どう生きるのが、今の流れに合っているのか・・・。

そして、必要でなくなったものにも、より容易に、別れを告げることが可能になる。

 

 

今年も、Joe先生、ありがとうございました。

そして、Yoga Worksのスタッフの方も、ありがとうございました!

at 14:14, shakti-mandir, 7: ヨガ通訳 / Yoga Interpretation

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魂の役割 − ヨガが教えてくれること

2017年9月16日より、

全米ヨガアライアンス200時間認定コースが、新たにスタートしました。

 

これは、カナダのOpen Source Yogaスクールの認定講師として、

私が日本で指導しているもので、

卒業生には、Open Source Yogaから認定を出しています。

 

つい先日、第4期生の卒業生を送り出したばかりでしたが、

また新しいメンバーで、今回が、第5期生です。

 

彼らは来年3月に卒業予定ですので、

また6ヶ月間、ヨガ三昧のお付き合いが始まります。

 

毎年10月くらいになると、

翌年の計画を立て始めるのですが、

今年も、2018年のことを、ぼんやり考えていました。

 

5月には、LAからSteve Rossを招待し、大きなイベントを行う予定です。

 

 

80年代にはFleetwood Macや

Men At Work, The Beach Boysなど、

大物バンドのギタリストとして活動していたSteve。

 

ツアーの最中に出会ったヨガのグルにより人生が変わり、

ヨガの道を歩み始めました。

 

インドで僧侶となり、様々なヨガのスタイルや哲学を学び、

その後アメリカに帰国し指導歴は30年以上。

 

 

実は、

「シャクティモンディ」というスタジオ名を付けてくれたのが、

この、Steve Ross なのです。

 

一緒にいるだけで、ワクワクし、笑いが絶えない!

 

それでも、2009年、私がはじめてヨガ通訳をした時、

それが、Steve Rossの通訳だったのですが・・・。

 

彼のクラスで4日間、毎日、

理由もわからず、号泣している生徒さんがいました。

話ができないくらい、

歩いてスタジオにやってくるのが精いっぱいなくらい・・・。

 

私ははじめてのヨガ通訳で、

Steveのことばを、泣いている彼女に伝えていました。

 

そんな時は、自分が自分であって、自分でないようになる。

所謂、

(前も書いたけど)、

「楽器」みたいになって、

彼の言葉が、私を、通り抜けていく。

 

その生徒さんとも、今でも繋がりがありますが、

あの、マジカルな体験は、

私たちにとって、伝説的な出来事となりました。

 

来年5月、Steve Rossに再会し、日本で一緒にヨガをして・・・。

 

その後のことは、自然に任せようと思っていました。

 

200時間のトレーニングを一旦休憩しようとは、思っていた。

で、何をするのか?

 

・・・・。

 

ヨガから少し、離れるのか・・・?

 

・・・・。

 

数日前、

久しぶりに、Chris Clancyとコミュニケーションした。

Chrisは、ヴィジュナナヨガの指導者で、

私に一番最初に影響を与えてくれた、ヨギーニです。

 

「いつもキラキラしている」のが、Chris Clancyで、

私を姉のように、導いてくれた人。

 

「来年4月以降、200時間をしばらくお休みする」という話をすると、

クリスは彼女らしく、

「新しいことのために、スペースを作ることは、素晴らしいことだわ」

と言ってくれた。

 

それは、本当に、彼女らしい返し方だった。

 

そうすると、そうか、私は、

まるで部屋の模様替えをするように・・・、

内なる世界に、

大きなスペースが広がるような気がした。

 

 

そして、9月からスタートした200時間のクラスの中で、

「ダーマ」について、少し話をしたのです。

 

自分が、何をやりたいか、ではなく、

世界が私たちに、何を求めているのか・・・。

 

それは、今、私たちがやらなくてはならないこと。

 

魂の役割(ダーマ)。

 

ダーマに背いて生きていると、

流れに乗れず、逆行となり、

事がうまく運ばない。

 

これまでは、ヨガだった。

ヨガに関することは、

自分で何かをがんばらなくっても、

向こうから、流れてくるものばかりだった。

 

だから、私はこれが、自分の役割だと信じ、全うしている。

 

これからは・・・。

 

内なる空間に風通しが良くなった時、

来年の夏、

500時間認定のトレーニングを受けないかと、

「招待」のメールが来たのです。

 

ぽっかり広がったスペースに。

長時間のトレーニングの招待が・・・。

 

なんとなく・・・

 

まだしばらく、

私の役割は、ヨガなのかもしれない。

 

500時間の認定を受けるということは、

あと300時間のトレーニングを受けるということです。

 

これが、ダーマに背くことではなかろうかと、

トレーニングの時期や、

家族のことや、

お金のことなど、

考えてみました。

 

そういった諸々が、

今やらないと、他にやれる時はないと、言っていた。

 

ちょうど、その前日に、

生徒に、

同じことを言ったのです。

 

「何だって、いつでもできるわけじゃないよ」って。

 

「私たちには、与えられている役割があるよ」って。

 

そして、

「できる時に、やった方が良いよね」ってね。

 

いま、こうして、

新しい機会が与えられたふうに見えることも、

もしかしたら、

実際来年になってみて、

そんなことは、可能じゃないって状況にも、

なっていることだって、あるかもしれない。

 

それだったら、またその時に与えられた役割に、

忠実に生きたら良いと思う。

 

すべては、いつも、変化している。

私たちの役割も変化をしていく。

 

その時の流れ、役割が何なのかを知るためにも、

ヨガや瞑想が、助けになる。

(役割がヨガでなくなった時でも、ヨガは助けになるはずです)。

(少なくとも、私にとっては・・・)。

 

at 22:01, shakti-mandir, 1. スタジオお知らせ/ Studio Announce

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Open Source Yoga 第4回 全米ヨガアライアンス200時間トレーニングを終え

2016年9月10日(日)、

第4回、全米ヨガアライアンス200時間トレーニングを無事終えることができました。

 

6ヶ月かけ、ゆっくり、じっくり、時間をかけて練習しながら、学ぶことができました。

素晴らしい指導者となる3人の卒業生。

それぞれの持つギフトを、ヨガを通して、世界に伝えていってくれると思います。

 

 

今回は、3名という少ない人数で、

お互い、より深い繋がりを感じることができました。

 

きっと大人になって、これだけ勉強してこれほど練習する、という経験は、

なかなかありません。

 

トレーニングに参加する、と決めた時点で、

「主体的」に行動を起こした、ということでした。

 

長い道のりでしたが、

3名とも、最後には本当に素晴らしい指導ができるようになりました!

 

実技試験には、200時間の卒業生たちが、参加してくれました。

卒業生もかけつけてくれる・・・。

仲間がいるということ、私も本当に感謝しています。

 

 

トレーニング生とは、

名古屋のスタジオヨギーにクラス受講へ行ったりもしています。

今回も、卒業前に行ってきました!

クラスの前には、Power Bowlでいっぱい野菜を食べました♡

(メニューの写真と実物の違いにがっかりしたけど、味は良かった!)

 

 

 

2014年からトレーニングをスタートし、

これまでに、27名の指導者が誕生しました。

 

卒業生の中には、

ヨガと占いを組み合わせて活発に活動している人や、

ヨガとローフードで健康を追求している人がいます。

 

他にも、

少しずつ、夢を叶え、羽ばたいていっています。

 

もちろん、指導者にならなかったとしても、

ヨガから何かを学んでいってくれていると思います。

 

 

さて、次回の200時間は9月16日にスタート予定です。

これが、第5期生となります!

 

そして、このトレーニングの後には、

200時間のコースをしばらく、お休みします。

 

2018年4月以降は、

リストラティブや、

陰ヨガトレーニングの復習をやりたいと思っています。

特に、陰ヨガを。。。

 

そして、

指導者のシークエンス作りをやりたいです。

 

また、ヨガの自己練習や、指導を初めてみたい、と言う方には、

基本的な内容での、ショートコースをやっていくことにしています。

 

そして、2018年5月には、

私の恩師であるSteve Rossが、

アメリカから、

ヨガや、

マントラや、

呼吸法、

瞑想、

キルタンなどを、

伝えにやってくる予定です!

 

ポーズという肉体もそうですが、

もう少し、微細な練習法を、

たっぷり充分体験できる内容で、

Steveと、素敵なサダナ(練習)を提供したいと思っていますよ。

楽しみにしていてください♡

 

 

最後にもう一度・・・。

第4期生の方々、おめでとう!!!

これからの人生も、素晴らしいものでありますように★

 

 

 

 

 

 

 

at 21:17, shakti-mandir, 2. ティーチャートレーニング / YTT

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サイエンス オブ ヨガ - 「ヨガとガン」 Lara Benusis 先生のトレーニングを受けて

8月半ば、東京にて3日間、

ヨガとがんについて学ぶトレーニングを受講してきました。

 

講師は、仕事仲間、そして友達でもある、

New York在住の、Lara Benusis先生。

 

Laraとは、2011年から一緒に仕事をしていて、

気の合う友達でもあり、

毎年最低1回は会って、

名古屋のスタジオヨギーさんにて、

彼女の通訳をしている。

 

今回は、はじめてLaraの生徒となり、

3日間、多くを学ぶことができました。

 

LaraはNYのMemorial Sloan Kettering Cancer Centerにて、

医療チームの一員となり、

ヨガの科学的な効果を、

統計を取ったりしながら研究する仕事に携わっていました。

 

病院からはヨガの処方箋のようなものが出て、

がん患者さんの病室へ行って、ヨガを行ったりもしてます。

 

3日間のトレーニングの後は名古屋でも同じテーマの短縮版のクラスが開催され、

そのクラスでは、通訳をさせて頂きました。

 

具体的な内容は、多くをここに書けませんが、

(繊細なテーマでもあるため)・・・

 

でも、一番、大切だとLaraが協調していたのは、

 

ヨガを、「補完医療」として活用することであり、

ヨガは、「代替治療」ではない、ということでした。

 

近代の西洋医学を補うものとして、ということです。

それに、取って代わるものでは、あるべきではない。

 

もちろん、そうなのです。

だけど、そうであることを、忘れてしまっている人が、結構、いたりする。

 

だから、そういった間違ったメッセージを、伝えてしまわないように、

自分がまず、気を付けないといけないなと、痛感させられました。

 

 

Lara Benusisについては、以下のリンクを(英語だけど)。

 

What are the benefits of exercise during and after cancer treatment?

 

 

at 21:49, shakti-mandir, 4. ヨガの効果 / Benefit from Yoga

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日本の映画

最近、日本の映画を観る機会が、2度ありました。

 

1回目は、飛行機の中で、「君の名は」という、アニメを。

知り合いが見て、号泣したって言ってた。

 

ひとりで飛行機の中で、私も何度か、泣いた。

 

主人公の二人の若者の男女の心が、

時空を超えて、入れ替わる、と言う内容だった。

 

その二人は、お互いに好意を持っているようなんだけれど、

それは、「好意」以上に、

お互いが存在するからこそ、自分が存在できる、みたいな。。。

主人公の男の子と女の子、それぞれの中に、

それぞれの、「自我」がないって感じるくらい・・・。

 

相手によって、自分が、完全になる・・・、みたいな。

 

だから、自分のもう片一方を見つけた時、

「完全になった」ような、気持ちがする。

やっとお互いを見つけ、やっと、完全になれたね。

すれ違いも多かったけど・・・。

こういうところで、みんなが泣くのです。

 

すごく、女性的(母性的)な映画。

 

父性によって、切られ、

「自立」して生きていく、というような、

男性的な要素が、あまり感じられなかった・・・。

 

 

それから最近観たのは、「君の膵臓を食べたい」、という映画。

これも、知り合いが号泣したって言っていた。

 

号泣したって聞くと、行ってみたくなる。

私も、お決まりのところで、涙ポロポロ。

 

主人公の男の子と、病気を抱える女の子の友情ストーリーなのだけど、

この映画も、

まるでこの二人は、それぞれの人格がないようだった。

 

特に男の子は、女の子を通してしか、何の決断もできない。

・・・やっぱり、自分の自我が、ないようなのです。

 

その男の子が大人になってからも、

色々な決断を、

その、女の子の言動によってしか、

起こせない。

 

なんで、悲しいのかというと、

もちろん、病とか、色々、悲しくなる設定があるんだけど、

 

それよりも、ここでも、

「自分の片割れの不在」、によって、

自分自身が、なくなってしまうことが、悲しい。

 

相手がいたからこそ、自分が生きていた。

自分がいたからこそ、相手が生きられた。

 

「誰かを通して、人生を生きている」。

そういう、メッセージが、

この映画も、とっても強かった。

 

 

河合隼雄先生が、

「日本人には、自我がない」って、書いています。

 

日本人の自我は、「集団社会」の中にある。

「個人」の中には、ない。

 

西洋の自我は、「個人」の中にある。

西洋の物語は、

勇敢な英雄が出てきて、

戦いに挑み、

お姫様を助ける、というようなストーリーが多い。

 

その戦いが、イニシエーションで、

その戦いによって、自我を確立させ、

欲しいものを、獲得する。

 

そういう、

なんか、パワーが湧いてくるストーリーは、

父性的で、

切られるものは切られ、

最終的に、個として自立させるところへ、導かれていく。

 

 

今回見た、日本の映画はふたつとも、

鑑賞後、パワーはまったく出なかったけど、

私たち、ひとりで生きてるんじゃないんだよね・・・って

 

生きてるっていうよりも、

生かされているんだよね・・・と、

 

感傷的になった。

 

とても、優しく母性的で、

だけど自分の中に、

確固とした、軸、みたいなものは、

まったく感じられない・・・

感じちゃいけない・・・。

 

嗚呼、めちゃくちゃ顕著に日本的な、

映画を見せてもらいました。

 

at 19:00, shakti-mandir, ★ プライベート / Private ★

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カルマ

「カルマ」と聞くと、

何かちょっと、怖い感じがするかもしれませんが、

「カルマ」というサンスクリット語は、

「行動」という意味で、

何も恐ろしいことでは、ありません。

 

ではなぜ、カルマに怖いイメージがあるかと言うと、

「自分が起こした行動には、”結果が伴う”」という、

因果応報、「カルマの法則」という考え方が、あるからでしょう。

 

例えば、

悪い行いをすると、その結果、悪いことが必ず自分に返って来る、というような・・・。

または、良いことをすれば、良いことが、自分に返って来るよ、みたいな。

 

人は、生きている間に、

多くの行動(カルマ)を起こすので、

カルマの法則に従えば、

その結果がすべて、自分に返ってくるはずなんだけど・・・。

 

行動を起こしても、

すぐに結果が返ってこなかったら、どうなるのか?

 

今世で自分に返ってこなかったカルマというのは、

どうなるのか?

 

それは、

「次に生まれ変わったときに、返ってくる」

と、カルマの法則は、教えています。

 

だから、

今世で、良い行い(カルマ)をしておいて、

次に生まれ変わった時に、

悪いものが返って来ないようにしておかなくては、なりません。

 

 

インドには、カースト制度あって、

生まれた身分は、変えられなかったそうです。

 

その身分で暮らしながら、

「悪い行い」をすると、

悪いカルマの結果が、次に生まれ変わったときに、返ってくる。

 

それは、もっと低い身分になることかもしれない。

 

少なくとも、良い行いをしていたら、

同じ身分に生まれ変わることができるんだから、

生まれた身分に文句を言わず、

良い行動(カルマ)を行っていきなさいね・・・。

 

そういうふうにも、カルマの法則は使われています。

 

宗教や哲学は、

政治や生活と深く関わっていて、

民衆を支配、コントロールするのに、

便利に活用できるようになっている。

 

 

ヨガ哲学で話題となる「バガヴァッドギータ」でも、

 

神様であるクリシュナが、

兵士のアルジュナに、

「自分の役割(ダーマ)を全うしなさい」、

と、何度も諭している。

 

つまり、

アルジュナという人は、

カースト制度における、

クシャトリヤ(軍人階級)として生まれたのだから、

その階級の人がやるべきこと、

「戦うことが、ダーマ(役割)」だと諭しているのです。

 

アルジュナには、他の選択はありません。

そういう、カーストに生まれたのだから。

 

バガヴァッドギータの読み方は色々あるけど、

神聖なる書物、と考えられつつも、

こういった「人種差別」が背景となっているところは、

あまり、指摘されない事実でしょう。

 

 

(私が一緒に仕事をさせてもらった哲学の先生方とは、

こういう話も時々するのですが・・・)。

 

 

バガヴァッドギータの中で、

アルジュナは、何を心配しているのか。

なぜ、戦いたくないのか。

 

それは、

敵軍には知り合いがいるから、

その人たちを、殺すことなんて、したくないから・・・。

 

そして、

そんな行動(カルマ)を起こしたら、

その行動(カルマ)の結果が、自分に返ってくる。

それが、怖い。

 

 

インド哲学で、

カルマ(行動)の結果のことを心配するのは、

 

もちろん、生まれ変わった時に、

悪い結果を受けたくないからでもあるけれど・・・、

 

最終的には、「解脱」したいから。

解脱をすると、死んだあとに、この世には戻って来ません。

 

解脱をするためには、

輪廻転生(サムサラ)を止めないといけません。

 

では、

輪廻転生をどうやって止めるかっていうと、

日々の行動の中で、

できるだけ、

サムスカーラ(行動の結果生まれる印象)を残さないように、

行動しなければなりません。

 

なぜなら、

サムスカーラがあると、

無意識に、

また、同じような行動(カルマ)を起こし続け、輪廻を繰り返すからです。

 

だからクリシュナは、

結果に囚われず、ただ行動を起こしなさい、言います。

 

・・・

 

人種差別も含めた背景の中、

輪廻転生や、カルマの法則が、語られてきました。

 

前世があるのか、

死んだらまた、生まれ変わるのか。

 

人が信じることは、

必ずといって良いほど、バイアスがかかっている。

(偏っている、ということ)。

 

自分の生き方や考え方を、

都合が良い方に、サポートしてくれることを、信じている。

 

サンタクロースは信じていないけど、

輪廻転生は信じるという人も、いるかもしれない。

 

だけどどちらも、

証明、できないものだ。

 

どっちか片方を信じるっていうのは、

自分が信じたいから、

信じているのであって、

それが、真実だとは、限らない。

 

人は、自分の生き方や考え方を、

都合が良い方に、サポートしてくれることを、信じている。

 

今の自分の苦しみや、悲しみを、

説明してくれるような、

理解させてくれるような、

魔法みたいな話を、

信じたい。

 

それは、助けになる(ように感じる)からだ。

でもそれが、真実だとは、限らない。

 

 

at 21:12, shakti-mandir, 5. ヨガ哲学

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この夏、自然が教えてくれたこと

先日まで、少し涼しい日々が続きましたが、

今日からまた、暑さが戻ってきました。

 

日本の夏!

 

海外の先生方やお友達と、

日本の夏を過ごしたことが、

何度かありますが、

 

この蒸し暑さは、

オーブンの中にいるようだ!と、

ほとんどの方が、日本の夏の居心地悪さに、驚かれます。

 

日本の夏が蒸し暑いのは、仕方がないこと、でしょうが、

 

ある程度、年を重ねた人は、

「昔はこんなに、暑くなかったよね」

と言われる方も、多いのではないかと思います。

 

テクノロジーが発達して、便利な世の中になり、

もうずいぶん前から、

夏、暑くても、

クーラーの部屋で快適に過ごすことを、している。

 

快適になった、はずなんだけど、

自然はおかしくなっていて、

温暖化とか、ゲリラ雨とか、

土砂崩れとか・・・、

不安になる。

 

同様に、

人って、快適で、楽な生活を送るために、

科学やテクノロジーが発達してるはずなのに、

 

パソコンやiPhoneができて、

忙しさが増したり、

人生の複雑さが倍増したって、

ほとんどの人が、経験しているのでは?

 

「あ〜〜、退屈」っていう時間が、

私が高校生の頃は、結構あって、

 

その、何もすることない、って状態があったからこそ、

ひらめいたアイデアや、

向き合えた感情が、

あったような気がするのです・・・。

 

今は、

退屈って時間、ないでしょ。

だって、高校生でも、

もしかしたら小学生くらいの子でも、

ずっと、スマホを見てたら、退屈しないもん。

 

例えば、

野菜を刻んでくれる、マシーンがあります。

 

野菜を自分で切るのが大変だからって、

そういうマシーンを買うんだけど、

 

結局、マシーンのセットアップとか、

使用後にそれを分解して洗うことを考えると、

 

・・・自分の手で切った方が早い。

 

便利だと思っていたものが、

人生を、より複雑にすることって、よくあります。


7月後半から8月の頭まで、

カナダの島へ行っていました。

 

去年の夏も、同じようなことを書いたかもしれないけど、

 

この島には、2つの村があります。

 

ひとつの村の人口は約1000人。

この村には、レストランがひとつと、スーパーがひとつあるだけ。

 

もうひとつの村の人口は100人で、小さいスーパーがひとつあるだけ。

 

島には、信号はひとつもありません(必要ないから)。

 

このふたつの村を繋げる道が、一本、あって、

どこかへ出かける場合、

ふたつの村を行ったり来たりする以外の選択は、

ないのです・・・。

 

 

レストランも、1つしかないので、

どこへ食べに行くか、迷う必要がありません・・・。

 

また、スーパーも、売ってるものが少ないので、

食事の内容も、バラエティ豊かなものは作れないけど・・・、

野菜は庭で採れるし、

前の海で釣れた魚を、近所の人がお裾分けしてくれるし・・・、

シンプルだけど、食べる物は、あります。

 

そして、その食べてる物は健康的で、

何を買うか迷わない分、時間も節約でる・・・。

 

これ、何よりも、楽!!!

 

人は迷うってことも、ストレスになるので、

迷ってばかりいると、

ストレスを感じて、

体にストレス反応が起きます。

 

そして、血糖値が上がったり、血圧が上がったり・・・。

 

あまりにも便利で、

あまりにもチョイスが多いのって、

人にとって、

あまり有益なことでは、ないのかもしれません。

 

この夏、カナダへ旅立つ前も、

それ以外の時でもそうですが、

私も、とても忙しい日々を送っています。

 

カナダには家族がいて、用事もあるので、

行かなきゃいけない理由もあるのですが、

 

行く前になると、行ってる場合じゃないくらい、

日本で用事があるじゃないか!と、毎回思います。

 

でも・・・。

行ってみて、島へ立ち寄ると・・・。

 

時間がいっぱい。

 

やることないから、庭で洗濯物干して、

ネコや、鹿、犬や、ハチドリたちと、

デッキでごろごろ、読書したり・・・。

散歩行ったり・・・。

 

すると、脳は、どんどん、柔らかくなっていって、

 

次から次へと、ひらめくことがあったり。。。

本当に自分が進みたい方向が、明確になってきたりします。

 

 

休むことは、

時間を無駄、にしているのではなくって、

 

時間を、効率的に、使っていることなんだと、

気付かされます。

 

脳には、可塑性があって、

プラスティックみたいに、

一度、覚えてしまった習慣を、

なかなか変えることが、できません。

 

旅をして、

日常と違うところで、

新しい風を、脳に入れてあげることで、

 

そして、本当に、たっぷりとした時間の中で、

休むことで、

 

脳はまた、

新たな神経回路を構築しているのかも、しれません。

 

可能性に、制限を付けることが、

なくなってくるのです。

 

 

・・・そんな、脳をリフレッシュさせた後、

 

帰国後はすぐに、

名古屋で通訳をし、

数日後、

東京へ移動でした。

 

 

人は夜、

時空を超えた、

夢を見ます。

 

現実では、

時空は規則正しく、あるような、気がしますが、

 

100人の村から、

地球の裏側の大都会、東京のアスファルトに足場を変えた時・・・。

 

人生って、夢、なのかもしれないって感じた。

 

 

東京では、3日間、

「サイエンス・オブ・ヨガ:ヨガとガン」

という、トレーニングを受講しました。

 

科学的なエビデンスをもとに、

ヨガができることをする、という内容だった。

 

トレーニングの内容は、もちろん、これからのクラスに活かせるものだったし、

がん以外の、肉体の痛みや、心の問題などにも、効果がある手法を学びました。

 

 

東京を終え、

 

三重に戻り・・・。

 

夕方、

犬の散歩へ行くと、

 

キツネがいた。

 

この子、

時々、遭遇する子で、

どうやら、家の裏の草むらに住んでいるらしい。

 

 

・・・なんか、おかしいって、

 

なんか、

 

日本の人たちの今の生き方が、

おかしくないかって・・・

 

自然の中にいる動物に、

教えてもらったみたいな気がしました。

 

日本でのがん治療は、本当に進化を遂げ、

ますます、素晴らしいものになってきている。

 

それなのに、がんの人の数が、減らない・・・。

 

これは、

岐阜県の、船戸クリニック(注釈1)の船戸先生が言っていたことです。

 

トランスパーソナル心理学についての書物の中で、

諸富祥彦先生が、

日本人は「優しい暴力」によって、苦しんでいると、書いていました。

 

この、

優しい暴力とは、

きっと、英語で言う、

passive agressive(受け身の暴力)

のことではないかと、思います。

 

自分を捨てて、

会社や、

学校や、

他者に受け入れられるために、

仮面を演じ続けている。

 

人のために自己犠牲してしまう人。

 

そのために、自己犠牲されてる側も、罪悪感を感じる・・・

悪いな・・・って感じる。

これが、受け身の暴力(優しい暴力)。。。

 

 

船戸先生は、聞いています。

 

・ 睡眠時間はちゃんと取れてますか?
・ 食事は大丈夫ですか?
・ 運動してますか?
・ 体温めてますか? 入浴してますか?
・ よく笑ってますか (呼吸法)?

 

人の20歳の免疫は、

50歳で半分、

80歳で、4分の1になるそうです。

それは、リンパ球 の活性が、半分、4分の1になるってことです。

 

若い頃は大丈夫でも、年取る毎に、無理、になってきます。

(これも、船戸先生の言葉)。

 

 

自分を犠牲にして、無理する。

 

これが、もうこれ以上できないってなると、

社会にとっての、「出る杭」になるか、

「引きこもり」になるか、

どちらかしか、ない・・・。

(または病になるか。。。)

 

・・・・。

 

日本に戻ってくると、

社会的な風潮で、

何か、ゆっくりすることが、

罪、みたいな気がすることがあります。

 

 

「振り」だけでも良いので、

私も苦労しています、

(自己犠牲しています)、

みたいな姿を見せなきゃいけないとか、

そんな風に生きてる人たち、多くないですか?

 

大人なら、

お酒を飲んだ時くらいに、ストレス解消、してるのかもしれないけど。

 

それだって、

何かしらの形で、

自分を「麻痺」、させているってことだ。

 

そうしないと、

生きていけないのかもしれないけどさ・・・。

 

 

動物たちは、

植物たちは、

とてもシンプルに、生きている。

 

そこから、学ぶことが、多くあるよ。

きっと、涙が出るかもしれない。

きっと、自分という自然を、

今まで、

ひょっとすると、

おろそかにしていたと、

気付かされるからかもしれないけれど。

 

もし気付いたのであれば、

少しだけでも良いから、

もっと自分と親密になる時間を持って、

仮面ではなく、

本当の自分に、

触れ合ってあげて欲しい。


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注釈1: 船戸クリニックは岐阜県の養老にあります。

西洋医学、漢方、統合医療などの複合施設。

2018年1月に、岐阜県関市に、

がん患者のための、

「生き方を変える施設」を開業予定だそうです。

船戸クリニック HP → http://www.funacli.jp



 

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